(1) ガラスの扱い方

ガラスについて

Sghr のガラスは「ソーダガラス」といって、原料に石灰が多く使用されています。
これは多くの食器や瓶類、窓ガラスなどにも使用されています。
昔のソーダガラスといえば、少し緑色をしていましたが、現在では精製技術も上がり、
無色透明の美しいガラスを作ることができます。

天然素材であるが故に生まれるガラスの個性については、「ガラスの性質」をご覧ください。
また、各製品に同梱されている「ご利用のしおり」には、それぞれの特徴や注意事項を記載しております。そちらもあわせてご一読ください。

ガラスの性質

耐熱について

「ソーダガラス」は非耐熱性のため、熱湯や急冷などの温度変化に弱く、注意が必要です。

ただし Sghr 製品の多くは、急激な温度変化を加えなければ、常温の製品へポットのお湯を注ぐようなご使用も可能です(対象製品はお問い合わせにてご確認ください)。

耐熱温度差は80℃が目安です。
「耐熱温度差」とは、そのときのガラスの温度から急加熱急冷したときの温度差が80℃以内の温度変化のことを言います。

ご使用前にぬるま湯でガラス器本体を温めていただくと、より安心してお使いいただけます。ただし、ガラスは熱伝導率が高いため、お湯を注いですぐは器が大変熱くなっている場合がありますのでご注意ください。
また、ガラスが熱いうちに冷たいものを入れたり、濡れたところに置かないでください。

電子レンジなど

電子レンジ・オーブン・直火のいずれもご使用いただけません。

衝撃について

ガラスは傷が付くと強度が落ち、破損の原因になります。ガラス同士や硬いものをぶつけたりしないようにしてください。

(2) お手入れについて

洗い方

使い始めは、中性洗剤などで洗ってください。

乾く前に拭き取ってしまえば白く跡が残ることはありません。拭き取る布巾は、生地の目が細かいクロスにすると、より綺麗に磨けます。

Sghr 直営店やカフェでは、Sghr オリジナルのクリーニングクロスやブラシを使っています。家庭用洗濯洗剤で洗って乾かせば、繰り返しお使いいただけます。

洗うときの注意点

・ガラスを傷つける恐れがある、研磨剤が付いたスポンジや金属たわし、クレンザーなどは使用しないでください。破損及び、強度の劣化につながります。

・金、プラチナを施した製品は、硬いスポンジ等でこすると、金、プラチナが剥離する場合があります。また、使用・保管状況により変色する場合があります。貴金属クロスなどを使い、こまめに磨くことをお勧めします。

・グラスの内面を洗う際、内側から力を入れすぎてひねり洗いをすると、破損する恐れがあります。そのため、柄の付いたスポンジやブラシがあれば洗いやすく便利です。

・ワイングラスのステム(脚部)、手つきグラスのハンドル部などの細い部分及び、その付け根には力がかからないよう、ご注意ください。

くもりについて

一般的なガラス食器は、使用し続けると「くもり」が発生します。ガラスがくもってしまう原因には、いくつかあります。

① ガラスの表面に吸着した水分と反応して、ガラス表面にあるナトリウムが溶出し結晶化します。洗剤の成分によっては、すすぎ残しによって同様のくもりが出る場合があります。

② 水道水の成分にあるカルシウムや塩素(カルキ)が原因です。洗浄のたびに水道水のカルシウムや塩素がガラス食器に付いて、それが蓄積されると白い汚れとして目立つようになります。

③ 飲み物の油分やたんぱく質です。特に牛乳やカフェオレ、オイルを加えたスムージーなどをグラスで飲む機会が多ければ、しっかり洗っても付着が残る場合があります。

くもりの取り方

・アルカリ性のカルシウムや塩素を落とす場合
酸性のクエン酸やお酢を使用してアルカリ性を中和させるのが効果的です。お酢をそのまま使用するのではなく、水で10倍ほど薄めた酢水を使用してみてください。 使用方法としては、布巾に酢水を含ませて汚れをやさしく拭き取るだけです。

・白い汚れが強い場合
クエン酸を直接スポンジに含ませて磨いてからお湯ですすぎます。その他、重曹・酸素系洗剤・台所用漂白剤を使用する方法もあります。

食洗機での洗浄について

破損防止の観点から、手洗いを推奨しております。

一部の製品につきましては、食器洗浄機の洗浄温度や、使用時の注意点をご確認の上、ご使用いただけるものもございます(対象製品はお問い合わせにてご確認ください)。
温度設定ができる機種では洗浄温度を60℃台にて、またご使用機種の取扱説明書もご確認の上ご使用ください。

洗浄中、水の勢いでガラスが動いて他の食器とぶつかってしまうことで、グラス口元の欠けや、破損することが稀にあります。必ずガラスを安定させてご使用ください。

特に薄く軽いグラスは、水流がとても強い機種でのお取り扱いはご注意ください。 しっかりと動かないよう、食器との間を空けて入れていただくと、より安心してお使いいただけます。

マット(艶消し)ガラス器の着色汚れ

マットガラスは加工していない艶ありのガラスに比べ、どうしても汚れが付きやすくなります。メラミンフォームのスポンジで磨いてみてください。軽くこする程度で大丈夫です。

マットのグラスは艶ありのグラスにはない魅力があり、ビールを注ぐと泡持ちが良くなります。また、クリアーマットは冷蔵庫で冷やしたような見た目の清涼感が出るなど、美味しく楽しくいただけますので、ぜひ臆せずお使いください。

(3) 収納のポイント

スタッキングについて

食器同士がぶつかると割れてしまうことがあるため、余裕を持って取り出せるように間隔をあけて保存することが大切です。
より安全にお使いいただくためには、直接ガラスを重ねるスタッキングはお勧めしておりません。形状によってはグラス同士がはまってしまい、取れなくなることや、ガラス同士がぶつかることで破損してしまうことがあります。
しかし収納スペース上、重ねて置いておきたい場合は、グラスは形状に注意し、お皿や鉢などは、紙ナプキンや布などクッションになるものを挟んで重ねることで、傷や破損を防ぐことができます。ゆっくりと丁寧にお取り扱いください。

※ Sghr のグラスの中には、スタッキングができるようデザインされたものもございます。

使うときに確認すること

ガラス食器を使用する時は、必ずヒビが入っていたり、欠けたりしていないかを確認しましょう。ちょっとした衝撃でも割れてしまい、怪我をする恐れがあります。

(4) ガラスが破損してしまったら

口元欠けの修理

日常大切に扱っていても、ヒビが入ることや、破損してしまうことがあります。

Sghr では、口元が欠けてしまった場合、欠けた部分を削り直すことで修理が可能です。
但し、口元の欠けの大きさ、また状態によってはご対応できないことがあります。また、口元の欠け以外の修理はお受けしておりません。
修理代金等、詳細は Sghr 直営店までお問い合わせください。

割れたガラスの捨て方

グラスや食器など小さなガラスの場合は分厚く新聞紙で包み、量が多い場合はダンボールに入れて、「割れ物注意」と書いてから回収日に捨てます。自治体によって燃えないゴミか危険物かで違っているため、事前に確認するようにしましょう。

(5) ツールのご紹介

クロス

Sghr のグラス用クロスは、マイクロファイバーが油汚れや指紋などの汚れを逃さずキャッチ。硝子に傷をつけずに、優しく汚れを拭き取ります。
グラスウェアを永く大切にお使いいただくためのおすすめアイテムです。

ブラッククリーニングクロス

さっと拭くだけでガラスのくもりや汚れが落ちる、Sghr のスペシャルクロスです。取れにくい頑固な汚れも、水につけたこのクロスでガラスを軽く磨くと綺麗になります。

(5) CLUB SGHR PLUS+

ながく使っていただくために

Sghr では、お買い求めいただいた製品をながく楽しんでいただくだけでなく、使わなくなり、役割を終えた Sghr 製品を、次に繋げていく取り組みも行っています。
会員サービス CLUB SGHR PLUS+ にご加入いただくことで、製品をよりながく安心してお使いいただくための特典や、PLUS+ 会員様限定のイベント、優待プログラムをご利用いただけます。

ご購入品の破損を無償交換します

直営店にて CLUB SGHR PLUS+ 会員証のご呈示をいただいたお買い物に関しては、購入後6か月以内の破損は、同じ製品と交換いたします。不慮の事故、「落としてしまった」なども対象となります。
ガラスは溶かすことで原料に戻すことができますので、壊れたガラスをご返却いただくことで、天然素材であるガラスの資源維持にもつながると考えています。

ご利用にならない Sghr 製品を下取りします

私たちは、お届けした製品が日々の暮らしで輝くのを楽しみにしています。
もし、暮らしの変化など様々な理由でご利用になっていない製品がございましたら、ぜひ下取りサービスをご利用ください。
定価の10%分の Sghr 商品券(有効期限6か月)と交換します。
お戻しいただいた製品は、何らかの形でリユースし、役割を終えた製品が、次に必要とされる方につながれていくように考えています。

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(※ Sghr コーポレートサイトへ移動します)